千葉県東庄町
千葉県東庄町で暮らす
千葉県東庄町の住みやすさをまとめました
目次
千葉県東庄町はどんなところ?
利根川と黒部川が流れる水と緑の街『東庄町』
東庄町は、千葉県の北東部にあり、面積は約46.25平方kmです。
北側は利根川を隔てて茨城県神栖市と、東側は銚子市と、南側は旭市と、西側は香取市、 と隣接しています。
人口は約1.2万人、世帯数は約5千世帯です。(2024年9月時点)
地形は東西に約9㎞、南北に約10.5㎞、北部の利根川沿いが低地で水田が広がっており、おり、西北部の笹川地区周辺のみが平坦地で市街地を形成しており、そのほかの大部分が台地で車検が森林に、上部の平地は畑作地域となっています。
千葉市まで約55㎞、東京都心まで約80㎞、成田市まで約30㎞、街の北部を利根川と黒部川が東西に流れ、JR成田線がその川に沿うようなかたちで運行しています。鉄道駅は2か所で、駅周辺を中心に市街地が形成されています。
電車を利用すれば千葉駅まで約1時間30分、車を利用すれば東京駅まで約2時間、成田空港まで約1時間でアクセスできます。
年間平均気温は約16℃で、夏場は涼しく冬場は東京都心より2〜3℃暖かく、1年を通じて過ごしやすい気候となっています。
東庄町の歴史は、明治維新後に笹川村、神代村、東城村、橘村が形成され、商業や水産、農業がさかんな地域でした。
昭和に入った1931年JR成田線が開通し交通の利便性が向上した事により、人と物の交流がさかんになりました。
その後、1955年7月に笹川町、神代村、橘村、東城村の1町3村が合併し「東庄町」が誕生しました。
地名の由来は、鎌倉時代初期、千葉胤頼がこの地を治め東氏(とうし)と名乗り、荘園があった事が由来とされており、現在でも東氏ゆかりの地が多く残っています。
基幹産業は農業で、稲作をはじめ、コカブやイチゴなどがさかんに栽培されています。コカブは、町内の野菜出荷量の約70%を占め街の特産物となっており、中でも「ホワイトボール」と呼ばれる品種は、白い玉と緑の葉が美しく、味や形の良さで県内外から好評を得ておりブランド化に成功しています。
稲作では、水田にアイガモを放し雑草や害虫を駆除する「アイガモ農法」が用いられており、自然にも人にも優しい無農薬栽培として注目を集めています。
ビニールハウスの中で、土の代わりに養液を利用した水耕栽培を利用したイチゴも有名で、1月〜5月のいちご狩りシーズンは、国道365号線沿いに直売所ののぼりが立ち、遠方からもたくさんの利用客が訪れます。直売所では様々な品種のいちごが購入できますが、中でも希少品種「アイベリー」は、味わい深くジューシーで粒が大きいと好評でリピーターが多く人気ナンバー1のいちごとして有名です。
東庄町の北部を流れる利根川と黒部川、2つの川沿いには国内有数のヨシ原が広がっており、絶滅危惧種の鳥コジュリンが消息する事でも知られています。そのほか黒部川は波がおだやかで釣りのメッカとして知られているほか、遊歩道が整備されたエリアもありサイクリングやお散歩にもうってつけな場所として親しまれています。
「東庄県民の森」は、利根川沿いにある100ヘクタールの広大な敷地を持つ県営の施設で、芝生広場やアスレチック、テニスコートやバーベキューエリアなど、町民の憩いの場所として利用されています。また、数千羽ものカモ、オシドリなどの水鳥が飛来する「夏目の堰」も有し、すばらしい景勝地としても知られています。
「東大社」は、1800年前に景行天皇によって創建された歴史ある古社で、4977坪の広大な敷地に本殿、幣殿、拝殿、社務所、神楽殿、文庫が建ち並んでいます。20年に一度行われる「式年大神幸祭」は、東総地区最大級のお祭りで、東大社、雷神社(旭市)、豊玉姫神社(香取市)の三社合同で行い、各神社の神輿を中心として銚子の外川浦まで2泊3日をかけて練り歩き、各神社の神輿を中心として氏子が旗や威儀物を掲げてお供します。
「雲井岬つつじ公園」は、東大社の裏山にあたり昔神苑であった広大な場所を公園にしたもので、オムラサキなど2000本近くのツツジが植栽されている事で有名です。見頃となる5月上旬〜中旬にかけては毎年「つつじまつり」が開催され、満開の美しいつつじの中を迷路のようにお散歩する事ができます。特産品などを販売するテント村が設営されたり、ミニステージでの郷土芸能発表などもあり、毎年たくさんの利用客で賑わいます。
千葉県東庄町のPR動画
東庄町紹介動画「〜人と自然が一緒に暮らす場所〜」
どこ、ここ とうのSHOW
千葉県東庄町の交通事情はどう?
高齢者も安心!充実した交通網の『東庄町』
千葉県東庄町は、JR成田線の下総橘駅と笹川駅の2駅があり、都心や成田方面へのアクセスが可能です。町内には隣街とを結ぶ一般路線バスや、主要施設を巡回する「おでかけ号」が運行しており、特に高齢者の生活の足として活躍しています。さらに、「デマンドタクシー」サービスも利用でき、安価で便利な移動手段として注目されています。国道356号が町内を通り、車移動にも便利です。
都市部のような激しい交通渋滞がほとんどなく道路も比較的空いており、車での移動がスムーズです。
電車やバスなどの本数が少なく、車主体の移動手段となるため持っていない人には不便さが目立つ地域です。
千葉県東庄町の家賃・住宅・土地相場はどう?
新築も手頃!駅近で暮らしやすい街『東庄町』
不動産情報サイトの情報によると、東庄町にある家賃相場は新築マンションで駅から徒歩10分以内の場合、1Kで5.3万円程度、2DKで6.4万円程度です。
土地の平均坪単価は約5万円/坪程度となっています。
千葉県内の主要都市や東京近郊と比べると、土地相場がかなり割安で広い敷地の住宅や土地を手に入れることができます。経済的に負担が少ないため、ゆったりとした生活を送りたい人や広い家に住みたい人には大きな魅力です。
人口減少とそれに伴う空き家の増加が進んでいます。空き家は手に入れやすい反面、老朽化が進んでいる物件が多く、リフォームが必要な場合が多いです。また、空き家の管理が問題となるケースもあり、地域全体としての住宅の魅力が低下することがあります。
千葉県東庄町の子育て・教育はどう?
手厚い子育て支援!安心して子育てできる街『東庄町』
東庄町には、保育園が3園、幼稚園が2園、小学校が1校、中学校が1校あります。
小児医療費助成は、通院・入院ともに18歳以下(18歳到達後の3月31日)までの子どもを対象としており、全額補助の対象としています。(一部対象外あり)
児童手当として、3歳未満15,000円・3歳以上小学校就学前までの第1子、第2子10,000円、第3子以降15,000円・中学生10,000円が支給されます。(一部所得制限あり)
東庄町は、保育園や支援センターなど十分な施設数があり、子どもを預けたり子育ての相談をしやすい環境が整えられています。
そのほかにも、出産祝い金10万円、小中学校への入学祝い金5万円の支給や、こども園、小中学校の給食費完全無料など、東庄町独自の経済的支援にも非常に力を入れています。
教育面では、町内の小中学校全校で1人1台の学習用タブレットを配布し全学級に電子黒板を設置しオンライン授業にも対応可能な環境を整えています。
町立こじゅりんこども園と東庄小学校では、ALTの先生により英語の授業を行い英語学習に力を入れていたり、無料の通園バスやスクールバスが運行し安全に通学できる環境作りを進めています。
保育施設や学童施設などの待機児童がほとんどありません。また自然環境豊かな場所でのびのびと子育てする事ができます。
高校や専門学校、私立学校などの選択肢が限られています。高校進学や専門的な教育を受けたい場合、町外へ通学する必要があるため、教育の選択肢が狭い点がデメリットです。
千葉県東庄町のお買い物
地元密着型のお店がいっぱい!食の楽しみが広がる街『東庄町』
東庄町のお買い物施設は鉄道駅周辺や、国道沿いを中心に食品スーパーやドラックストア、ホームセンター、個人商店などが点在しています。
町内は農業が盛んな地域であり、地元で採れた新鮮な野菜や果物を購入できる直売所が多くあります。新鮮で旬の食材を安価に手に入れることができ、特に農産物の質が高い点が魅力です。農家から直接買えるため、品質の良い食材を日常的に楽しむことができます。
小規模ながらも地元に密着した商店やスーパーが点在しており、日常の買い物に便利です。長年地元で営業しているお店も多く、住民同士の交流があり、アットホームな雰囲気の中で買い物ができます。
また、特産品や地元で作られた加工品が購入できる場所もあり、地域に特化した商品を地元で手に入れることができる点は都会にはない魅力です。
その一方で、大型のショッピングモールやデパートが存在せず、日用品や衣料品などをまとめて購入できる場所が限られます。その際は、近隣都市まで移動しなければならず車での移動が基本となり、車を所有していない人にとっては不便な場合が多いです。
個人商店や野菜の直売所などがあり、地元でなければ手に入らないような新鮮な野菜や果物が購入できます。
ハイブランドの衣料品や、贈答品などを購入できる場所がほとんどなく不便に感じる場合が多いです。
千葉県東庄町の仕事・求人はどう?
Uターン・Iターン支援充実!地域に根ざして働ける街『東庄町』
東庄町の平均年収は306万円です。
東庄町の基幹産業は稲作や畑作などの農業です。そのため、農業関連の求人が多く、農業に興味がある人や地域に密着した仕事をしたい人にとっては良い環境です。農業体験や新規就農者向けのサポートも行っているため、未経験者でもチャレンジしやすい環境があります。
東庄町にある東庄工業団地では、昭和62年から平成元年にかけて企業を誘致し、現在では半導体や硝子、金属加工など10社程度の企業が操業しており、地元求人の重要な受け皿となっています。
また、求人数は多くありませんが、地元の中小企業や個人経営の店舗など、地域に密着した仕事も需要があります。特に飲食業やサービス業、小売業などの業種があり地元で働きたい人には選択の幅が広がります。
UターンやIターン希望者に対して支援を行っているため、都市部からの移住を検討している人にとっては、働く環境が整っています。移住に関わる支援金などのサポートも充実しており地域に根ざした働き方がしやすいという特徴があります。
地元密着型の企業や農業などの求人が多く、地域に根ざした働き方ができます。
東庄町は人口が少ない小規模な町であるため、求人の総数が限られています。特に専門職や高いスキルを求められる職種は少なく、都市部に比べて求人の幅が狭いです。