千葉県鴨川市
千葉県鴨川市で暮らす
千葉県鴨川市の住みやすさをまとめました
目次
千葉県鴨川市はどんなところ？
農業が盛んな静かな田園地帯であり、のどかな自然環境が特徴の街『鴨川市』
千葉県の南東部にあり、面積は約191.14平方kmです。
北側は君津市・夷隅郡大多喜町と、東側は勝浦市と、西側は南房総市・安房郡鋸南町と隣接し、南側は太平洋に面しています。
人口は約3.0万人、世帯数は約1.4万世帯です。（2024年5月時点）
鴨川市は房総半島の南東部に位置し、千葉市までは約50㎞、東京都心までは70～80㎞の位置にあり、市域のほとんどは関東平野に含まれ、内陸部は房総丘陵となっています。街の北側〜西側は山間部となっており「日本の棚田百選」に選定された「大山千枚田」を含む美しい田園風景や複数のゴルフ場を有するエリアが広がっています。太平洋に面する南側には「日本の渚百選」にも選定されている「前原・横渚海岸」が広がり、海岸線に沿って南東に通る国道128号線外房黒潮ライン沿いに市街地が形成されています。
年間平均気温16.1℃と黒潮の影響により年間を通じて温暖な気候で、山も海も素晴らしい景観で自然環境に恵まれた街となっています。
鴨川市は、明治期～平成期にかけて、度重なる町村合併を繰り返してきました。
大きくは昭和期の1953年に鴨川・東条・西条・田原が合併して鴨川町となり、その後の1971年、周辺町村と合併して鴨川市が誕生。平成期の2005年に鴨川市と天津小湊町が合併し現在の市域となる鴨川市が誕生した経緯があります。
昭和期中期の鴨川町だった当時は、農業と漁業がさかんな地域として発展する一方、山や海などの自然資源が豊富な特徴を活かした観光拠点としても活躍していました。
現在の鴨川市は「自然と歴史を活かした観光・交流都市」をスローガンに、観光地としての自然資源を守りながら、高度な医療機能や介護サービスなどが充実した住みよい街づくりを進め、南房総の中核都市として発展を続けています。
鴨川市の観光スポットと言えば国内でも有数の総合海洋レジャーセンター鴨川シーワールドが挙げられます。
太平洋を一望できる絶景ノスタジアムでは、約800種11,000点を超える生き物を飼育展示しています。中でも人気なのがシャチのパフォーマンスを観覧できる「オーシャンスタジアム 」です。また半地下の1階にあるセルフサービスのレストラン「オーシャン」からは、シャチが水中を泳ぐ姿を見ながらお食事を楽しむ事もできます。そのほかにもアシカやイルカ、ベルーガ（シロイルカ）などの「海獣ショー」なども楽しむ事ができ、見どころ満載の館内は観光客で常に賑わう人気スポットとなっています。
千葉県鴨川市のPR動画
千葉県鴨川市プロモーションビデオ
千葉県鴨川市プロモーションビデオ【自然編】
鴨川市プロモーションビデオ【観光編】
千葉県鴨川市の交通事情はどう？
電車も通っているが、車を利用することが一般的な街『鴨川市』
鴨川市にはＪＲ外房線・ＪＲ内房線の２路線が走っており、ＪＲ外房線・ＪＲ内房線の両路線が停車する『安房鴨川駅』、ＪＲ外房線の『安房天津駅』『安房小湊駅』、ＪＲ内房線の『江見駅』『太海駅』の合計５駅が存在します。
鴨川市の幹線道路は、太平洋の海岸線沿を走る国道128号と北側の君津市と南側の南房総市を繋ぐ国道410号が通っています。
また、都心への交通手段として高速バスも運行しており、東京鴨川線（アクシー号）、千葉鴨川線（カピーナ号）、東京小湊御宿線の3路線が利用でき、東京駅や千葉駅方面へ行くことができます。
そのほかの交通手段としては、予約制乗合タクシー「チョイソコかもがわ」も利用する事ができ、定額料金で自宅から目的地まで数人で乗合をして運行しています。
車は比較的渋滞が少なく、駐車場代なども安くすむ傾向にあります。
都心と比較すると公共交通機関が発達しておらず自家用車必須の地域です。
千葉県鴨川市の家賃・住宅・土地相場はどう？
家賃相場や土地相場は比較的低めで、都心部に比べてリーズナブルな価格帯が多い街『鴨川市』
不動産情報サイトの情報によると、市内にある家賃相場は新築マンションで駅から徒歩10分以内の場合、1Kで6.9万円程度、2DKで9.3万円程度です。 土地の平均坪単価は約9万円／坪程度となっています。
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千葉県鴨川市の子育て・教育はどう？
保育園や子育て支援が充実し、子育て世帯に優しい街『鴨川市』
鴨川市内には、保育園が11園、幼稚園が11園、小学校が7校、中学校が3校、高校が3校、短大・大学が2校、専門学校が1校あります。
小児医療費助成は、通院・入院ともに18歳以下（18歳到達後の3月31日）までの子どもを対象としており、全額補助の対象としています。（一部対象外あり）
児童手当として、３歳未満15,000円・3歳以上小学校就学前までの第1子、第2子10,000円、第3子以降15,000円・中学生10,000円が支給されます。（一部所得制限あり）
鴨川市は独自の子育て支援も充実しています。
鴨川市では、子育て世帯を応援するため経済的支援、医療体制や親子で遊べる施設の充実など市独自の支援策を実施しています。例えば、子育て世帯応援事業では、２歳未満の子どもがいる世帯を対象に市内の人気スポットである「鴨川シーワールド」の年間パスポート引換券を交付しています。また、地域子育て支援室は、市内に4ヶ所開設している施設で3歳までの子どもを対象に親子で遊んだり、交流できたり子育てについて相談できる場を提供しています。
教育面では、市内の小中学校に在籍している子供の内、第三子以降の児童の学校給食費を無償化する支援制度を実施していたり、小学生を対象として地域のボランティアが週末の体験学習の企画を提供する土曜スクールを実施しています。
また、少子化対策の一環として結婚相談員を配置し、成婚まで親身になって応援するほかお見合いなど結婚希望者同士が出会う機会を提供する結婚支援も実施しています。
２歳までの子どもがいると鴨川シーワールドの年間パスポートが無料でもらえるサービスがあります。
教育面では私立や進学校が少なく選択肢が狭まります。
千葉県鴨川市のお買い物
ショッピングモールからスーパーまで揃っており、日用品には困らない街『鴨川市』
鴨川市のお買い物施設は、国道128号線沿いや主要駅周辺を中心に、大型のスーパーや道の駅などが点在しています。施設数は多くありませんが、自然に囲まれた地形ならではの新鮮な海産物や農産物が手に入りやすい恵まれた環境にあります。
安房鴨川駅からすぐの場所にあるイオン鴨川店は、食品スーパーや雑貨、衣料品などが入る中規模の複合施設です。
Kamogawa SEASIDE BASEは、2023年4月に誕生した複合施設で前原海岸沿いの美しいロケーションの中で、おしゃれなカフェやレストランなどを併設しており、オーシャンビューのテラスで地元のグルメを堪能できたり、ショップでは特産品を購入できたりと観光客にも人気のスポットとして注目を集めています。
市内にある道の駅は、パーキングエリアに併設されている道の駅鴨川オーシャンパークや無印良品が運営する道の駅里のＭＵＪＩみんなみの里、国道沿いにあり海産物を豊富に取扱う道の駅道の港まるたけなど、個性的な施設が多数あり見る人を楽しませてくれます。
そのほか市内には、おどや、ベイシアなどをはじめ約8店舗のスーパーがあります。
海岸沿いのおしゃれな施設が増えたり、海沿いならではの海産物が比較的安価で手に入ります。
都心と比べると店舗数が少なく、国道沿いのお店が多いため自家用車が必要になります。
千葉県鴨川市の仕事・求人はどう？
地域内の小売業や農業関連の仕事が中心の街『鴨川市』
鴨川市の平均年収は307万円です。
市内の主要産業は観光サービス業です。市内の海側には人気テーマパークである鴨川シーワールドをはじめ複数の海水浴場、また山側には複数のゴルフ場がを有し、それに伴って旅館やホテルなどの宿泊業やサービス業など豊かな自然環境を活かした産業がさかんで、関連する求人が安定してある地域と言えます。
鴨川市内の工業分野は小規模事業所や下請事業所などが多く大規模企業はほとんどありません。
また、農林水産業に関しては、年々従事者数の減少や若年層の新規就農者の減少により、労働力の高齢化が顕著になってきており、鴨川市では農業分野に関する様々な支援制度を用意しています。
新規就農者支援制度では、就農準備資金として年間150万円（最長2年間）を交付しています。また、経営開始資金として新規に農業を始めてから経営が安定するまでの方を対象に、経営開始から1～3年目は年間150万円、4～5年目は年間120万円を交付しています。交付には様々な要件があります。詳細は新規就農者支援についてをご覧ください。
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