千葉県銚子市
千葉県銚子市で暮らす
千葉県銚子市の住みやすさをまとめました
目次
千葉県銚子市はどんなところ?
日本最東端の漁業都市!歴史と自然が育んだ魅力あふれる街『銚子市』
千葉県銚子市は、千葉県の北東部にあり、面積は約84.2平方kmです。
北側は利根川をはさんで茨城県神栖市と、東側と南側は太平洋に面し、西側は旭市・香取郡東庄町と隣接しています。
人口は約5.5万人、世帯数は約2.6万世帯です。(2024年1月時点)
関東最東端のまちであり、三方を海に囲まれ太平洋に突出半島状の地形をしており、日本列島で最も早く初日の出が昇る場所です。東京から直線距離で100㎞、千葉市からは約70㎞の位置にあり、地形は平坦な台地とそれを刻む谷地で構成されています。
利根川の沿岸は低地となっており、太平洋に突き出た部分は、県内で最も古い中生代のジュラ妃から白亜紀の地層が露出しています。そのほかにも市内には、2億年前~300万年前にかけての様々な時代の地層が点在しており、地球の歴史を体感できる場所として日本ジオパークに認定されています。
気候は海洋性気候に属し、春から夏は都心と比べて5℃ほど気温が涼しく、秋から冬は5℃ほど温暖で、比較的過ごしやすい地域となっています。
銚子市の地名は所説ありますが、江戸時代後期に、利根川が太平洋に注ぐ河口付近が狭くなっている地形がお酒を注ぐための食器「お銚子」に似ている事から呼ばれるようになったという説が有力です。
調布市の歴史は、江戸時代より利根川に水運が開かれ、東北や関西からの物資を江戸に運ぶ重要な中継港となりました。また、この時期には多くの人が銚子へ移住し漁業を発展させていきました。さらに銚子で生産された醤油や干鰯(ほしか)が評判となり「銚子は江戸の台所」と呼ばれるまでに発展していき、江戸時代の後期には、江戸・水戸に次ぐ関東の中では3番目に大きい大都市となりました。
明治時代には、文明開化の流れにのってこの地でも様々な施設が造られました。1874年には犬吠埼灯台、1886年には銚子測候所、1908年に銚子無線電信局が建設されました。
また、明治の末期にはこの地に発となる鉄道も開通し、街は近代化していきました。
昭和期には、物と人との交流はますます加速していき、1933年、銚子、本銚子、西銚子の3町と豊浦村が合併し、銚子市が誕生しました。その後も近隣市町村との合併を繰り返し、現在の銚子市が形成されました。
街の北部には日本三大河川の一つである利根川が東部方向に流れており、その河川に沿うように鉄道が走り、各駅周辺に住宅街や商業施設などが形成されています。
中央からやや南東にある銚子駅周辺が最も賑やかなエリアで、市役所などの行政施設をはじめ、銀行や病院、ホテルや商業施設などが立地しています。また、江戸時代より続く醤油の銘醸地として代表されるヤマサ醤油やヒゲタ醤油の工場もこのエリアにあります。
街の東部は太平洋に臨む国内でも屈指の水揚数量を誇る漁港「銚子漁港」があり、全国から漁船が入港する水産基地の拠点として機能しています。この地域は、銚子沖では親潮と黒潮が交錯し絶好の漁場として世界三大漁場の一つにも数えられており、水産都市として名をはせています。また、太平洋を臨む雄大な自然が広がるエリアを活かし、大海原を一望できる犬吠埼温泉や漁港ならではの景観を楽しむことができる銚子ポートタワー、レンガ造りの建築物としては日本一の灯台として有名な犬吠埼灯台など、多数の観光スポットや旅館やホテルなどが集積しており、観光客で賑わうエリアとしても有名です。
街の一大イベントは毎年8月に行われる「銚子みなとまつり」です。銚子駅北側エリアを中心に、利根川河畔では約6000発の花火が打ちあがり、神輿を担いだ約1000人の担ぎ手が市内を練り歩き、銚子の街は祭り一色となります。
千葉県銚子市のPR動画
銚子市観光ショートフィルム『夏かしい街 銚子』
日出ずる街 銚子 -Here Comes The Sun-
Color Your Life -人生に彩りを-
千葉県銚子市の交通事情はどう?
電車もバスも充実!どこへ行くにも便利な街『銚子市』
銚子市にはJR総武本線・JR成田線・銚子電気鉄道の3路線の電車が走っています。駅は14駅あり以下のようになっています。
銚子駅 | JR総武本線・JR成田線(千葉-銚子)・銚子電気鉄道 |
猿田駅 | JR総武本線 |
松岸駅 | JR総武本線・JR成田線 |
下総豊里駅 | JR成田線 |
椎柴駅 | JR成田線 |
犬吠駅 | 銚子電気鉄道 |
外川駅 | 銚子電気鉄道 |
仲ノ町駅 | 銚子電気鉄道 |
本銚子駅 | 銚子電気鉄道 |
観音駅 | 銚子電気鉄道 |
笠上黒生駅 | 銚子電気鉄道 |
君ケ浜駅 | 銚子電気鉄道 |
西海鹿島駅 | 銚子電気鉄道 |
海鹿島駅 | 銚子電気鉄道 |
銚子市の幹線道路は、利根川を挟んで北側にある神栖市から銚子市内を通り西側の旭市をつなぐ国道124号線・126号線と、その道路を市内でT字で結ぶように北西側の東庄町に抜ける国道356号線があります。
銚子市内で利用できる路線バスは、千葉交通・ちばこうバス・関東鉄道が運行しています。また、東京や大阪、成田空港などへ運行する高速バスも利用できます。
車の渋滞がほとんどない点は快適です。
道が細くまがりくねった場所が多く注意が必要です。電車やバスの本数が少ないです。
千葉県銚子市の家賃・住宅・土地相場はどう?
自然豊かで暮らしやすい街『銚子市』
不動産情報サイトの情報によると、市内にある家賃相場は新築マンションで駅から徒歩10分以内の場合、1Kで5.7万円程度、2DKで6.7万円程度です。土地の平均坪単価は約11万円/坪程度となっています。
都心部と比較して家賃相場が比較的安価であるため、手頃な価格で広々とした住まいを手に入れやすいというメリットがあります。特に、駅からの距離や物件の築年数によっては、よりお得な物件を見つけることも可能です。
銚子市は高齢化が進んでいるため、若い世代向けの施設やイベントが少ない場合があります。また、地域によっては、空き家が増えているという問題も抱えています。
千葉県銚子市の子育て・教育はどう?
子育て世代を応援!充実した支援制度が魅力の街『銚子市』
銚子市内には、保育園が11園、幼稚園が7園、小学校が12校、中学校が8校、高校が5校、短大・大学が3校、専門学校が1校あります。
小児医療費助成は、0歳~18歳以下(18歳到達後の3月31日)までの子どもは、入院・通院ともに保険診療の自己負担額から1回につき上限300円を控除した額を助成、調剤に関しては全額補助の対象としています。(一部対象外あり)また、1つの医療機関で、月ごとに入院11日、通院6回以降は自己負担を無料としています。
児童手当として、3歳未満15,000円・3歳以上小学校就学前までの第1子、第2子10,000円、第3子以降15,000円・中学生10,000円が支給されます。(一部所得制限あり)
銚子市は独自の子育て支援も充実しています。
「こんにちは赤ちゃん訪問」では、生後4か月までの乳児のいる家庭を対象に、専門の職員が自宅を訪問し、子育ての情報提供や悩みの相談に乗ってくれる支援制度です。
「子育て世代包括支援センターすくサポ」は、銚子市保健福祉センター(健康づくり課)内に設置された、子育て世帯の相談窓口です。保健師など専門の職員が常駐しており、妊娠・出産・産後・子育てに関する様々な相談に応じます。
「子育て広場」では、子育て中の親子が集まって、安全に遊んだり、様々なイベントに参加できたり、情報交換できる交流の場です。銚子市保健福祉センターすこやかなまなびの城に設置されており、小学校就学前の子どもとその保護者が利用できます。
「銚子市ファミリー・サポート・センター」は、子育ての援助を受けたい人と、子育ての援助をしたい人、双方が会員となり子育てを支え合う支援制度です。保育施設への送り迎えや、放課後の預かりなどに利用でき、生後6か月~小学校までのこどもが対象となります。
「放課後児童クラブ」では、保護者の就労などにより放課後1人となってしまう児童を対象に、安全な遊び場所や学習の場を提供しています。小学校1年生~6年生までの児童が対象で、市内8か所の施設で実施しています。
保育施設の待機児童がほとんどなく預け先に困る事はありません。
都内に通学で行くのは困難な距離のため高校卒業後は親元を離れる子供が多いです。
千葉県銚子市のお買い物
イオンモールから地元の商店までした街『銚子市』
銚子市内は、中心駅である銚子駅周辺や国道沿いを中心に、食品スーパーや個人商店などが点在しています。お買い物施設の数が比較的少ない地域のため、近隣市町村までお買い物に行く人も多い地域です。車などの移動手段があるとお買い物の幅が広がる地域と言えます。
イオンモール銚子は、国道126号沿いにある複合施設で、食品スーパーをはじめ家電量販店や衣料品、映画館などが入り一か所で何でも揃える事ができる施設です。街の中では唯一のショッピングモールで、駐車場も広いため車でのアクセスが便利です。
ウォッセ21は、銚子電気鉄道「笠上黒生駅」から 徒歩19分の位置、銚子漁港のすぐ近くにあるお買い物施設です。銚子港で水揚げされた魚介類や加工品が購入できたり、新鮮なお魚を食べられるお食事処も併設しています。建物の2階から銚子ボートタワーの連絡橋でつながっているため、そのまま観光も楽しめる便利な施設として人気です。そのほか市内には、約4店舗のスーパーがあります。
新鮮な魚を購入できる場所が多いです。
大型ショッピングモールがほとんどない点や、全体的にお買い物できるお店が少ない点は不便です。
千葉県銚子市の仕事・求人はどう?
水産業と醤油産業が盛ん!仕事探しに期待できる街『銚子市』
銚子市の平均年収は299万円です。
銚子市は国内でも屈指の水揚げ数量を誇る銚子漁港があり、関連する業種である卸売市場、水産会社、水産加工場、水産缶詰工場、冷凍冷蔵施設、製氷貯氷施設など水産関係の求人が比較的多い地域です。
また、江戸時代より続く醤油の銘醸地でもあり、全国トップクラスの大手醤油メーカーであるヤマサ醤油やヒゲタ醤油をはじめ、醤油産業の工場や本社が集積している地域でもあり、求人の一定数期待できます。
海に囲まれた美しい自然の中で働けることは、大きな魅力の一つです。ストレスを感じにくく、仕事とプライベートのバランスを取りやすい環境と言えるでしょう。また、新鮮な海の幸を身近に味わえることも、生活の質向上に繋がります。
都市部と比較すると、求人数は限られているため、希望する職種や条件の仕事が見つかるまで時間がかかる場合があります。特に、専門性の高い仕事や、特定の業界の仕事を求めている場合は、選択肢が狭まる可能性があります。