千葉県四街道市
千葉県四街道市で暮らす
千葉県四街道市の住みやすさをまとめました
目次
千葉県四街道市はどんなところ?
農業が盛んな静かな田園地帯であり、のどかな自然環境が特徴の街『四街道市』
千葉県の中北部にあり、面積は約34.52平方kmです。
北側と東側は佐倉市と、南側は千葉市若葉区と、西側は千葉市稲毛区・千葉市花見川区と隣接しています。
人口は約9.6万人、世帯数は約4.4万世帯です。(2024年5月時点)
四街道市内はそのほとんどが下総台地の低い台地となっており、鹿島川や手繰川などの支流で削られた地形が複雑に入り組んだ地形となっており谷津田も多数見られます。
四街道市は千葉市まで約8km、東京都心まで約40kmの距離にあり、北部を東西に東関東自動車道が通り、市役所から北東に約2㎞の位置に四街道インターチェンジがあり、車での移動が比較的スムーズな地域です。また、JR総武本線が市内の南西~北東にかけて運行し、通勤快速を使えば東京まで直通で約50分とアクセスしやすい距離にあります。なかでもJR四街道駅周辺は、分譲マンションや住宅地が立ち並ぶ利便性の高い住環境でありながら、住宅価格や物価が比較的低い事から都心のベッドタウンとして人気です。
地名の由来は、明治時代に軍都として栄え古くから交通の要衝として千葉市・船橋市・成田市・東金市の東西南北4方向への街道が交わることから四街道という名がついたとされています。
四街道市内の歴史は、江戸時代末期から明治期にかけて軍事都市として発展していました。
明治期の1894年に、この地に初となる鉄道が開通すると駅周辺を中心に旅館や飲食店が立ち並ぶ賑やかな地域となりました。
昭和期には、戦後になると旧軍用施設が住宅地や行政機関、商業施設へと転用されていきました。
1940年に当時の千代田村が千代田街となり、1955年に旭村と合併して四街道町となりました。
その後も鉄道の整備や高速道路の開通など交通網の発展により、人と物の流通がさかんになり人口が増加していきました。
そして1981年、市制を施行して四街道市が誕生しました。
現在の四街道は、自然環境と都市機構が調和したまちづくりを目指し、主要駅周辺は分譲マンションや住宅街が広がる住みよいエリアがある一方、郊外へ出ると田園風景や緑豊かな公園など自然溢れる風景を残すバランスのとれた町として発展を続けています。
街を代表するお祭りは和良比はだか祭りが挙げられます。和良比地区で江戸時代から300年以上続く歴史ある伝統行事で、毎年2月25日皇産霊神社で行われます。ふんどし姿の若者が五穀豊穣を祈り、健康な成長を願って赤ちゃんの顔に神田の泥をぬったり、泥をぶつけあったりする事から通称「どろんこ祭り」とも呼ばれ、毎年大勢の観衆が歓声を上げる賑やかなお祭りです。
千葉県四街道市のPR動画
ドラマチック四街道(はじまり篇)
四街道市内のホタル紹介(たろやまの郷)
四街道エビバデ音頭
千葉県四街道市の交通事情はどう?
電車も通っているが、車を利用することが一般的な街『四街道市』
四街道市にはJR総武本線とJR成田線の2路線が走っており、『四街道駅』『物井駅-』の2駅があります。
市内の南部には東側の佐倉市から西側の千葉市をつなぐ国道51号線を通っており、北部には東関東自動車道が通っています。
四街道市内で利用できる路線バスは、千葉内陸バス・京成バス・ちばグリーンバス・平和交通が運行しています。市内の主要施設を巡回するコミュニティバス「ヨッピィ」も運行しています。また、東京駅や羽田空港への高速バスも運行しています。
電車やバス路線が比較的多く、高速道路や国道も整備されており車での移動もスムーズです。
市内でも地域によって交通の便に差があり、中心部は交通が便利ですが、郊外の住宅地では公共交通機関が少なく、自動車がないと不便を感じることが多いです。
千葉県四街道市の家賃・住宅・土地相場はどう?
家賃相場や土地相場は比較的低めで、都心部に比べてリーズナブルな価格帯が多い街『四街道市』
不動産情報サイトの情報によると、市内にある家賃相場は新築マンションで駅から徒歩10分以内の場合、1Kで6.3万円程度、2DKで7.2万円程度です。土地の平均坪単価は約24万円/坪程度となっています。
市内の不動産価格は、都心や千葉市の中心部と比べて比較的手頃です。特に、新築や中古の一戸建て住宅がリーズナブルな価格で購入できるためファミリー層に人気があります。
都心部と比較すると、不動産の資産価値の上昇率は低いです。投資目的での不動産購入を考える場合、リターンが期待しづらい点があります。
千葉県四街道市の子育て・教育はどう?
保育園や子育て支援が充実し、子育て世帯に優しい街『四街道市』
四街道市内には、保育園が8園、幼稚園が9園、小校が12校、中学校が5校、高校が4校、短大・大学が1校、専門学校が2校あります。
小児医療費助成は、通院・入院ともに15歳以下(15歳到達後の3月31日)までの子どもを対象としており、全額補助の対象としています。(一部対象外あり)
また、16歳~18歳以下(18歳到達後の3月31日)までの子どもは、入院・通院ともに保険診療の自己負担額から1回につき上限300円を控除した額を助成、調剤に関しては全額補助の対象としています。(一部対象外あり)また、1つの医療機関で、月ごとに入院11日、通院6回以降は自己負担を無料としています。
児童手当として、3歳未満15,000円・3歳以上小学校就学前までの第1子、第2子10,000円、第3子以降15,000円・中学生10,000円が支給されます。(一部所得制限あり)
四街道市は独自の子育て支援も充実しています。
四街道市では、高校生までの子ども医療費助成や中学3年生を対象に英検受講料1回無料、小学1年生からの英語授業実施など子育てや教育に関する支援に力を入れています。また新婚世帯を対象に「結婚新生活応援事業補助金」の制度を設けており、新居の購入費や家賃、引越などでかかる費用を最大60万円を補助する制度なども実施しています。
初めて子育てをするパパママを対象に「パパママルーム」を開催し、出産や子育てに関する情報の提供や実習などをしてもらえたり、妊娠中の食育講座に参加する事ができ、何かと不安な初めての子育てを幅広くサポートしてもらえます。
また、小さな子どもと遊べる施設の充実にも力を入れており、おもちゃで遊んだり子育て世帯と交流できる施設「子育て支援センターすずらん」をはじめ、市内の幼稚園やこども園の園庭を開放しています。
比較的治安が良く、安心して子どもを育てられる環境です。地域の防犯パトロールや学校の安全対策がしっかりしている点も安心です。
高校生の医療費が完全に無料ではない点や、市内の一部地域では、公共交通機関の便が悪く、子どもが通学する際に不便を感じることがあります。また、車での送り迎えが必要な場合もあり、親にとっての負担となることもあります。
千葉県四街道市のお買い物
ショッピングモールからスーパーまで揃っており、日用品には困らない街『四街道市』
四街道市内のお買い物施設は、四街道駅周辺や主要道路沿いを中心に、ショッピングモールや家電量販店、スーパーや飲食店などが立地しています。
駅周辺には、食品スーパーや衣料品、雑貨などが入る複合施設イトーヨーカドー四街道店や、中小規模のショッピング施設が集積しています。
もねの里モールは、JR物井駅西口より徒歩15分、東関東自動車道からも車で約5分とアクセスしやすい場所にあるショッピングモールで、食料品スーパーや衣料品、ドラックストアなどが入るお買い物に便利な施設です。
そのほか市内には、やまや、ヤオコーなどをはじめ約10店舗のスーパーがあります。
物価の安いスーパーが多く食料品などの買い物には便利な場合が多いです。
大型商業施設が少ないため、ファッションや特定のブランド品を購入するには、千葉市や東京などへの移動が必要な場合があります。
千葉県四街道市の仕事・求人はどう?
地域内の小売業や農業関連の仕事が中心の街『四街道市』
四街道市の平均年収は360万円です。
四街道市を支える主な産業である工業分野では、主に業務用機械器具や金属製品、食料品などの製造業が中心となり、市内に工場や企業が点在しています。
また、四街道駅周辺や主要道路沿いを中心にショッピングモールや家電量販店、飲食店などが立地しており、販売やサービスなどの求人も安定して需要があります。
そのほか、保育施設や教育施設、医療施設や介護施設など生活に密着した業種の求人がある地域です。
また、毎年秋に行われる「四街道産業まつり」では市内の農産物や商工業製品などの展示のほか即売なども実施しており、各企業の製品に触れる事ができる貴重なイベントの開催なども積極的に行っています。
工業団地や商業施設が集積しており、製造業や小売業、サービス業など多様な産業が存在し、様々な職種の求人が見つかる可能性があります。
都心部と比較して特定の職種や業種に特化した求人が中心になりやすく、選択肢が狭まる可能性があります。