千葉県匝瑳市
千葉県匝瑳市で暮らす
千葉県匝瑳市の住みやすさをまとめました
目次
千葉県匝瑳市はどんなところ?
農業が盛んな静かな田園地帯であり、のどかな自然環境が特徴の街『匝瑳市』
匝瑳市は千葉県の北東部にあり、面積は約101.48平方kmです。
北側は香取市と、東側は旭市と、西側は山武郡横芝光町・香取郡多古町と隣接しています。また南部は太平洋に面しています。
人口は約3.3万人、世帯数は約1.4万世帯です。(2024年6月時点)
匝瑳市の北部は谷津田が入り組んだ複雑な地形の台地部となっており、自然が多く残る地域です。南部は平坦地で住宅街や田園地帯が広がっています。
年間平均気温は15℃と比較的温暖で、夏は涼しく冬は暖かく積雪はほとんどなく過ごしやすい気候です。
東京都心まで約70㎞、千葉市まで約40㎞の距離にあり、市の中央部を東西にJR総武本線と国道126号が並走し、西部には成田空港へとつながる国道296号が南北に通っています。
総武本線特急しおさい号を利用すれば東京まで90分、東京駅から高速バスで100分、東関東自動車道を利用すれば成田空港まで約30分と主要都市までアクセスも良好です。
匝瑳市は2006年、八日市場市と野栄町が合併して誕生しました。
市域の北部は里山の緑が広がる自然豊かな地域、南部は九十九里海岸に面した気候を活かし様々なアクティビティが楽しめる地域として発展しています。
匝瑳市は、植木や苗木の産地として植木の生産量、最大の栽培面積、樹芸技術の高さから「日本有数の植木のまち」として知られています。
匝瑳市の植木生産は明治時代に始まったとされており、大正時代に本格化していきました。
植木栽培は市内各所で行われていますが、特に市内を東西に走るJR総武本線から南側の地域で盛んです。
植木は、市町村が特定する地域資源である「ふるさと名物」としても認定しており、植木を活用したイベントや販路拡大、新商品の開発など街をあげてブランド化を図っています。
毎年5月の連休には「匝瑳市植木まつり」では、植木職人自慢の逸品が並ぶ展示即売会や共進会などが行われます。
歴史を感じさせるスポットも数多くあり、中でも有名なのが国指定重要文化財にも指定されている「飯高寺」が挙げられます。市域の中心部から北部へ約8kmの舌状台地上に造られた日蓮宗の学問所跡で、67,667平方メートルのうっそうとした杉林をぬけた先に、講堂・鐘楼・鼓楼・総門の4棟が並んでおり、これらは昭和55年に国の重要文化財に指定されており、境内全体も檀林跡として県指定史跡となっています。
この周辺には、そのほかにも飯高神社や妙福寺、黄門桜など歴史を感じさせるスポットが数多く所在しています。
街を代表するお祭りは、毎年8月に執り行われる「八重垣神社祇園祭」です。300年近い歴史を持ち、八重垣神社を中心に10町内から集まった20基ほどの神輿と囃子連が繰り出される迫力あるお祭りで、神輿の行列に冷水を浴びせかけることから「水かけ祭り」とも呼ばれています。
千葉県匝瑳市のPR動画
匝瑳市をあるく
海・みどり・ひとがはぐくむ活力あるまち匝瑳市
千葉県匝瑳市の交通事情はどう?
電車も通っているが、車を利用することが一般的な街『匝瑳市』
匝瑳市にはJR総武本線が走っており、『八日市場駅』『飯倉駅』の2駅が存在します。
匝瑳市の幹線道路は、市内の中央を横断し東側の旭市から西側の横芝光町へ抜ける国道126号線と匝瑳市の市街地中央を始点とし北側の多古町に抜ける国道296号線があります。また、高速道路は銚子連絡道路がと通っており、匝瑳西ICと匝瑳ICから乗り入れすることができます。
匝瑳市内で利用できる路線バスは、ジェイアールバス関東・千葉交通が運行しています。市内の主要施設を巡回する匝瑳市内循環バスも運行しています。また、銚子駅・東京八重洲へ運行する高速バスも利用できます。
道路網が整備されており、車での移動がしやすいです。主要な道路が整っているため、市内や周辺地域へのアクセスが良好です。
公共交通機関が限られており、電車やバスの本数が少ないです。特に通勤・通学時には不便を感じることが多く、自家用車がないと移動が難しい場合があります。
千葉県匝瑳市の家賃・住宅・土地相場はどう?
家賃相場や土地相場は比較的低めで、都心部に比べてリーズナブルな価格帯が多い街『匝瑳市』
不動産情報サイトの情報によると、市内にある家賃相場は新築マンションで駅から徒歩10分以内の場合、1Kで5.3万円程度、2DKで6.9万円程度です。土地の平均坪単価は約10万円/坪程度となっています。
都市部に比べて家賃や住宅、土地の価格が手頃で比較的安価に広い物件を手に入れる事ができます。
匝瑳市は不動産市場の流動性が低いため、物件の売買や賃貸がスムーズに行えない場合があります。
千葉県匝瑳市の子育て・教育はどう?
保育園や子育て支援が充実し、子育て世帯に優しい街『匝瑳市』
『』
匝瑳市内には、保育園が11園、幼稚園が3園、小学校が11校、中学校が3校、高校が2校、専門学校が1校あります。
『小児医療費助成』は、通院・入院ともに18歳以下(18歳到達後の3月31日)までの子どもを対象としており、全額補助の対象としています。
児童手当として、3歳未満15,000円・3歳以上小学校就学前までの第1子、第2子10,000円、第3子以降15,000円・中学生10,000円が支給されます。
匝瑳市では「子ども一人ひとりの輝きを、慈しみ育てる喜びと楽しみを実感できるまちづくり」を目指し様々な支援を行っています。
例えば、6歳未満の乳幼児がいる世帯を対象にチャイルドシートを購入する費用を一部助成する制度や、市の子育て情報の提供や予防接種の管理などができる便利なアプリ「子育て支援アプリ」の配信のほか、市内小・中学校の給食には地産地消を心がけた食材選びや、栄養教諭や管理栄養士による食育授業などを実施しています。
また、小学生が放課後安全に学習したり遊んだりできる場として「放課後児童クラブ」が11カ所、「放課後子ども教室」が3カ所設置されています。
自然環境が豊かで公園や自然遊び場が多く、アウトドア活動や自然観察がしやすい環境です。
都市に比べると教育施設の数が限られており、特に専門的な教育の選択肢が少ないです。
千葉県匝瑳市のお買い物
ショッピングモールからスーパーまで揃っており、日用品には困らない街『匝瑳市』
匝瑳市のお買い物施設は、中央部を東西に通るJR総武本線の各駅と並走する国道126号のロードサイド上に、食品スーパーや家電量販店、ドラックストアなどが立地しており普段のお買い物には困りません。
主な商業施設は、食品スーパーや100円ショップ、飲食店などが入る「ショッピングセンターチャオ」や、食品やカフェなどが入るカインズホームスーパーセンター八日市場店、生鮮品のほか特産のお菓子や加工品も購入することができるふれあいパーク八日市場などがあります。
また市内には、カスミをはじめ約3店舗のスーパーがあります。
農業が盛んな地域のため、地元で獲れた新鮮な農作物を購入できる直売所が数多くあります。
大型商業施設が少なく一度に多くの買い物を済ませる場所が限られています。
千葉県匝瑳市の仕事・求人はどう?
地域内の小売業や農業関連の仕事が中心の街『匝瑳市』
匝瑳市の平均年収は304万円です。
匝瑳市は、明治時代より発展してきた植木の産地として有名で、日本最大の栽培面積を誇っています。種類としてはマキ科の常緑針葉樹であるイヌマキを広く栽培しており、古くから垣根や玉散らしとして主に和風庭園で利用されています。
また近年では、イヌマキの海外輸出にも力を入れています。
工業面では、食料品・プラスチック製品・金属製品の起業や工場が市内に約100社の企業があり、中でも「みどり平工業団地」には約28社が操業し約900人が就業しています。
匝瑳市内の農業は、海洋性の温暖な気候と肥沃な土壌に恵まれた環境を利用して、稲作を中心にトマトやイチゴ、ネギなどの栽培がさかんに行われています。
漁業面では、江戸時代より黒潮と親潮の影響を受ける九十九里沖を中心にイワシの好漁場が形成されており年間を通じて安定した漁獲量を保っています。
匝瑳市では、就業したい人向けの様々な支援制度を用意しています。
市内の求人情報を得るツールとしては、ハローワークやジョブカフェちばが利用できるほか、インターネットを利用した求人検索も利用できます。
また、40歳以下の新規就農者向けに助成金10万円を支給する制度も実施しています。(匝瑳市農業後継者新規就農支援助成金)
農業が盛んで農業関連の求人が多く、地域の産業に密着した仕事が見つけやすいです。
都市部と比べると求人数が少なく、特に専門職や高度なスキルを必要とする職種は少ない傾向にあります。