千葉県佐倉市
千葉県佐倉市で暮らす
千葉県佐倉市の住みやすさをまとめました
目次
千葉県佐倉市はどんなところ?
歴史と自然が調和し、暮らしやすさと観光資源が充実した魅力あふれる街『佐倉市』
佐倉市は、千葉県の中央部にあり、面積は約103.69平方kmです。
北側は印西市と、東側は印旛郡酒々井町・八街市と、南側は千葉市若葉区・四街道市と、西側は八千代市と隣接しています。
人口は約17万人、世帯数は約7.9万世帯です。(2024年2月時点)
佐倉市域はほぼ全ての地域が下総台地上にあり、台地面は支流や水路などにより削られた台地面が、大小複数の谷地を形成してしています。地形は南部の高台から北部の印旛沼にかけて緩やかに傾斜しており、中央部から西部にかけては宅地化が進んでおり、北部から東部にかけての河川沿いには、帯状に形成された水田をはじめとした農村地帯が広がっています。
東京都心まで約40㎞、千葉市まで約20㎞の距離にあり、東西に走る鉄道がJR総武本線を始め3路線、またユーカリが丘線が各路線と住宅地を結ぶ市民の移動手段として活躍しているほか、南部には東関東自動車道が通り、都内や主要都市へのアクセスが比較的良好な地域となっています。
市内は、年間を通じて比較的温暖な気候に恵まれていますが、1月の平均最低気温は-1.8℃で、-8℃前後まで下がる日もあり冬場は寒さが厳しい地域という特徴があります。
佐倉市の歴史は、江戸時代より佐倉藩主「土井利勝」によって治められ、佐倉城の城下町として栄えていました。江戸から佐倉城まで続く佐倉街道もこの時代に整備されました。市内には現在でも佐倉城址公園や武家屋敷群など歴史を感じさせる建造物が多数残されています。
明治に入った1872年、廃藩置県により佐倉県となりました。また旧体制の象徴とみなされた佐倉城が取り壊され、跡地には陸軍の兵営が設置され、城下町から軍事都市へと変貌を遂げていきました。
昭和中期の1954年、佐倉町、臼井町、志津村、根郷村、弥富村、和田村の6町村が合併し佐倉市が誕生しました。その3年後には四街道の一部が編入されて現在の市域となりました。
近代に入ると鉄道や高速道路の開通が進み、各駅周辺地区を中心に商業施設や大型団地の建設が進んでいき、住宅都市として人口が増加していきました。
現在の佐倉市は、大規模なニュータウン開発が進んだユーカリが丘駅周辺を中心に、大型商業施設やタワーマンションが立ち並ぶ地域と、市役所や警察署などの行政施設と江戸時代の面影を残す佐倉城跡や武家屋敷群を有する京成佐倉駅周辺地域を中心に、観光資源と豊かな自然を活かした街として発展しています。
街の観光スポットとして挙げられるのは佐倉城址公園です。江戸時代に築城された佐倉城跡に整備された公園で、自然溢れる美しい施設として街のシンボルとなっています。桜や花菖蒲の見物スポットとしても有名で見頃の季節にはたくさんの見物客が訪れます。
また、敷地内にある国立歴史民俗博物館も観光スポットとして人気があります。施設内には6つの展示室があり、古代から現代までの古文書や歴史資料など約9,000点に及ぶ資料が展示されています。展示物は見たり触ったり聞いたりと五感で楽しむ事ができる物も多数あり家族で楽しめる施設となっています。
千葉県佐倉市のPR動画
佐倉の魅力PR動画
ようこそ佐倉市へ2024版
佐倉市】楽しもう!子どもと過ごす夏
さくらでくらす ~千葉県佐倉市 定住促進ムービー
千葉県佐倉市の交通事情はどう?
多彩な鉄道網と充実した道路・バス交通で快適な移動が可能な街『佐倉市』
佐倉市には、JR総武本線・JR成田線・京成本線・山万ユーカリが丘線の4路線が走り、11駅が存在します。佐倉駅から東京駅まで最短で約60分、成田空港まで約20分です。
佐倉駅 | JR総武本線・JR成田線 |
京成佐倉駅 | 京成本線 |
京成臼井駅 | 京成本線 |
志津駅 | 京成本線 |
大佐倉駅 | 京成本線 |
女子大駅 | 山万ユーカリが丘線 |
ユーカリが丘駅 | 京成本線・山万ユーカリが丘線 |
中学校駅 | 山万ユーカリが丘線 |
地区センター駅 | 山万ユーカリが丘線 |
公園駅 | 山万ユーカリが丘線 |
井野駅 | 山万ユーカリが丘線 |
佐倉市の幹線道路は、西側の酒々井町から南西側の四街道市へ抜ける国道51号線と西側の酒々井町から佐倉市の市街地を通り東側の八千代市に抜ける国道296号線があります。市内からアクセスできる高速道路は東関東自動車道の佐倉ICが利用できます。
佐倉市内で利用できる路線バスは、京成バス・ちばグリーンバス・東洋バス・千葉内陸バス・ 佐倉交通・大成交通・なの花交通バスが運行しています。また、市内の主要施設を巡回する「佐倉市コミュニティバス」が利用できます。
電車は成田空港まで近く、また通勤時間帯に東京方面まで座って行ける場合も多いです。車は広い道が多く渋滞も少ないため快適です。
路線バスは本数が少なく終バスが早いです。
千葉県佐倉市の家賃・住宅・土地相場はどう?
新築マンションや土地購入を検討する方におすすめの情報の街『佐倉市
不動産情報サイトの情報によると、市内にある家賃相場は新築マンションで駅から徒歩10分以内の場合、1Kで6.5万円程度、2DKで7.2万円程度です。土地の平均坪単価は約20万円/坪程度となっています。
佐倉市の家賃相場は都心と比較してリーズナブルで、特に新築マンションの家賃は1Kが6.5万円、2DKが7.2万円と、東京や千葉市の近隣エリアに比べてお手頃です。また、土地の平均坪単価が20万円程度であるため、住宅を購入する場合にも比較的低コストで広い土地を確保できます。交通の便も良好で、東京駅までのアクセスが約60分、成田空港まで20分と便利です。自然環境と利便性のバランスが取れており、住みやすいエリアです。
、佐倉市は都心から少し離れているため、通勤や通学に時間がかかる可能性があります。また、市内の主要な商業施設やショッピングモールが少なく、買い物には車を利用する必要があるため、公共交通機関のみを利用する場合には不便に感じることがあります。さらに、寒暖差が大きい冬は厳しい寒さを感じることもあり、寒冷地への適応が必要です。
千葉県佐倉市の子育て・教育はどう?
保育園や子育て支援が充実し、子育て世帯に優しい街『佐倉市』
佐倉市内には、保育園が17園、幼稚園が13園、小学校が23校、中学校が11校、高校が4校、短大・大学が2校、専門学校が1校あります。
小児医療費助成は、0歳~18歳以下(18歳到達後の3月31日)までの子どもは、入院・通院ともに保険診療の自己負担額から1回につき上限200円を控除した額を助成、調剤に関しては全額補助の対象としています。(一部対象外あり)また、1つの医療機関で、月ごとに入院11日、通院6回以降は自己負担を無料としています。
児童手当として、3歳未満15,000円・3歳以上小学校就学前までの第1子、第2子10,000円、第3子以降15,000円・中学生10,000円が支給されます。(一部所得制限あり)
佐倉市は独自の子育て支援も充実しています。
「出産・子育て応援事業」では、伴走型相談支援として妊娠届出時や妊娠7か月頃、出生後の新生児訪問時など、段階に合わせて保健師などの専門の職員が面談を実施し、出産や子育てに関する情報提供や相談などができる事業です。
また、経済的支援として妊娠届出時の面談実施後に「出産応援給付金」として 妊娠5万円を、新生児訪問時に「子育て応援給付金」としてお子さん1人あたり5万円を支給する支援事業です。
「子育てコンシェルジュ」は、佐倉市役所をはじめ市内3か所に設置されており、保育士など専門の職員が、子育てに関する相談や子育てサービスの案内などをしてくれるサービスです。保育施設や遊び場の情報提供や、子育て関連の支援制度など気軽に相談できる窓口となっています。
「病児・病後児保育」では、保護者の就労などにより病気の子どもを家庭で保育出来ない場合に、市内の専用施設で一時的にお預かりする事業です。生後6か月〜小学校6年生までの子どもを対象に、1日2,250円程度で利用する事ができます。
市内には、子どもと保護者が一緒に遊べる施設も充実しています。
「子育て支援センター」は、市内のショピングセンター「レイクピアウスイ」に設置されている施設で、親子で安全に遊べるほか、絵本や紙芝居、季節に合わせたイベントなども開催しています。
また市内7か所の公立保育園では、定期的に園庭を開放し未就学児と保護者が遊んだり同じくらいの年齢の親子同士の交流ができたり、保育士に子育て相談などをする事ができます。
子育て関連の施設や支援が充実しており子育てしやすい環境です。
私立の教育機関が少なく、レベルの高い学校に行くには通学に時間や費用がかかる傾向があります。
千葉県佐倉市のお買い物
買い物施設が充実し便利な生活環境が整った街『佐倉市』
佐倉市内には、主要駅や主要道路沿いを中心にスーパーや商店街、ショッピングモールなどが立地しています。
京成本線ユーカリが丘駅周辺には、駅からすぐの施設で飲食店や百貨店三越のサテライトショップ、映画館などが入るユーカリプラザ (YOU!PLA) や、京成線沿線最大級のショッピングセンターイオンタウンユーカリが丘、また北口から徒歩4分程の位置にある複合施設「スカイプラザ・モール」などがあります。また、駅から徒歩15分程の位置には約40店の個人商店などが立ち並ぶレトロな雰囲気の商店街「アイアイモール」もあり、大規模な店舗から個性的なお店も有するお買い物に便利な地域となっています。
京成本線臼井駅の駅前にあるレイクピアウスイは、イオン臼井とレイクピア臼井からなる複合施設で、食品スーパーや飲食店、衣料品、雑貨などのほか、医療機関や子育て支援センターなども入っている地域密着型のショッピングセンターです。
そのほか市内には、ライフ・マルエツなどをはじめ約18店舗のスーパーがあります。
激安スーパーなどが多く、全体的に物価が低い傾向にあります。
ロードサイドの郊外型店舗が多く、車などの移動手段がないと不便な場合があります。
千葉県佐倉市の仕事・求人はどう?
産業と農業がバランスよく発展する街『佐倉市』
佐倉市の平均年収は361万円です。
佐倉市は、主要都市や成田空港までアクセスが良好な場所という特徴を活かし古くから工業を中心とした産業が盛んに行われてきました。市内には、第一・第二・第三工業団地と熊野堂工業団地の4か所の工業団地があり、主に食料品や薬品、金属製品、エレクトロニクスなどを中心とする製造工場が多数立地しています。
上記に関連する業種の求人が期待できる地域と言えます。
また、市内の農業など一次産業に従事する割合は1%未満で、農業が盛んな地域とは言えませんが、落花生やヤマトイモなどが栽培されており市の特産品としてブランド化されています。
農業関連の求人は市場に出ることがあまりありませんが、市では新規に就農を考えている方向けの支援事業を展開しています。
佐倉市は、成田空港や主要都市へのアクセスが良好で、工業団地が多数存在するため、製造業を中心とした求人が豊富です。特に、食品、薬品、金属製品、エレクトロニクス関連の工場が多く、これらの業種での雇用機会が期待できます。また、都市圏に近い立地ながら自然環境にも恵まれており、ワークライフバランスを重視した生活が可能です。さらに、市内の農業も一部盛んなため、農業関連の支援制度もあり、農業に興味のある方にもチャンスがあります。
農業は市内での割合が非常に少なく、特に農業関連の求人は限られています。製造業に偏った求人傾向があるため、特定の業種での職を求める人には選択肢が狭い可能性があります。また、佐倉市の平均年収は361万円と全国平均を下回るため、収入面での不安を感じる人もいるかもしれません。