千葉県茂原市
千葉県茂原市で暮らす
千葉県茂原市の住みやすさをまとめました
目次
千葉県茂原市はどんなところ?
農業が盛んな静かな田園地帯であり、のどかな自然環境が特徴の街『茂原市』
千葉県の中東部にあり、面積は約99.92平方kmです。
北側は千葉市緑区・大網白里市と、東側は白子町・長生村と、南側は睦沢町と、西側は長南町・長柄町・市原市と隣接しています。
人口は約8.6万人、世帯数は約4.1万世帯です。(2024年2月時点)
千葉市からは約25㎞、東京都心からは60㎞の距離にあり、市域は阿久川や宮川など複数の河川が流れ、西部は房総丘陵の山地となっており、そのほかの市域は洪積層台地の平地が広がっています。
年間平均気温は16℃前後と1年を通じて比較的温暖で、夏場は内陸部を中心に猛暑日となる日もあります。
茂原市域の北西にあたる山間部から石器などが出土されており、旧石器時代の13,000年~18,000年程前から人々が住んでいたと見られています。当時、現在の平地部は海底で、5,000~6,000年前の時代に、土砂のたい積と隆起の繰り返しによって陸地化していき平地が形成されました。
平安時代~戦国時代は大きな戦乱に遭遇する事もなく、江戸時代は幕府領となりました。
明治期には鉄道網が発達し、人と物の交流がさかんになり街は近代化が進んでいきました。
1891年、山崎屋太田卯八郎によって南関東ガス田が発見された頃を発端に、天然ガスの排出地として発展しはじめ、昭和初期にかけては大規模な工場の誘致が進み天然ガス事業が活発化していきました。
昭和期に入った1952年に、茂原町を含む6町村が合併し「茂原市」が誕生しました。1972年には本納町を編入して現在の市域となりました。
現在の茂原市は、天然ガス生産量日本一として知られる資源都市として、工業団地や関係企業が集積している工業都市としての側面を持ちながら、市街地から少し離れた地域は田園風景や森林など豊かな自然に恵まれた地域を有する都市として発展しています。
茂原市内のイベントとして有名なのが関東三大七夕まつりにも数えられる茂原七夕まつりです。毎年7月にJR外房線「茂原駅」周辺で開催され、周辺の商店街が七夕飾りで埋め尽くされます。阿波踊りやよさこい、ステージショーなども開催され、市内外からたくさんの観光客が訪れます。
茂原市内には観光スポットも多数あります。
藻原寺は、日蓮宗の開祖である「日蓮」が創建し、その弟子によって発展したお寺です。茂原市のシンボルとして親しまれており、初詣にはたくさんの参拝客で賑わいます。
また、お寺の裏手にある「茂原公園」は、春にはたくさんの桜が咲き乱れる桜の名所として有名なほか、敷地内に立地する「茂原市立美術館・郷土資料館」では郷土ゆかりの作家を中心とした作品や資料にふれる事ができるほか、茂原市の歴史や民俗などの展示物を見ることができ、観光スポットの定番となっています。
服部農園あじさい屋敷は、見頃である6月上旬〜7月上旬のみ開園し、27,000㎡の広大な敷地に250種1万株以上の紫陽花が咲き誇る名所で、色とりどりの紫陽花は見る人を魅了する圧巻の美しさです。
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千葉のまん中 もばらで暮らそう。
千葉県茂原市の交通事情はどう?
電車も通っているが、車を利用することが一般的な街『茂原市』
茂原市内にはJR外房線が走っており、『茂原駅』『本納駅』『新茂原駅』の3駅があります。
茂原市の幹線道路は、北側の大網白里市から茂原市内の中心部を通り東側の長生村に抜ける国道128号線と、その国道128号線と茂原市内で分岐し西側の長南町方面へ抜ける国道409号線があります。市内からアクセスできる高速道路は首都圏中央連絡自動車道があり、乗り入れするインターチェンジは3つあります。
茂原市内で利用できる路線バスは、小湊鉄道が運行しています。また、市内の主要施設を巡回するコミュニティバス「茂原市民バス」も利用できます。
広い道が多く渋滞も少ないので、快適に運転できます。
電車は終電が早かったり本数が少ないです。バスは地域によって1日2回しか通らない場合もあります。
千葉県茂原市の家賃・住宅・土地相場はどう?
家賃相場や土地相場は比較的低めで、都心部に比べてリーズナブルな価格帯が多い街『茂原市』
不動産情報サイトの情報によると、市内にある家賃相場は新築マンションで駅から徒歩10分以内の場合、1DKで6.2万円程度、2LDKで8万円程度です。土地の平均坪単価は約9万円/坪程度となっています。
メリットメリットメリットメリットメリットメリット
デメリットデメリットデメリットデメリットデメリット
千葉県茂原市の子育て・教育はどう?
保育園や子育て支援が充実し、子育て世帯に優しい街『茂原市』
茂原市内には、保育園が11園、幼稚園が8園、小学校が14校、中学校が6校、高校が5校あります。
小児医療費助成は、0歳~18歳以下(18歳到達後の3月31日)までの子どもは、入院・通院ともに保険診療の自己負担額から1回につき上限300円を控除した額を助成、調剤に関しては全額補助の対象としています。(一部対象外あり)また、1つの医療機関で、月ごとに入院11日、通院6回以降は自己負担を無料としています。
児童手当として、3歳未満15,000円・3歳以上小学校就学前までの第1子、第2子10,000円、第3子以降15,000円・中学生10,000円が支給されます。(一部所得制限あり)
茂原市は独自の子育て支援も充実しています。
「出産・子育て応援事業」では、伴走型相談支援として妊婦や出産後の人を対象に、助産師や保健師による面談やアンケートを実施し出産や子育てに関する悩み相談などができます。
また経済的支援として、出産応援給付金として5万円、子育て応援給付金として5万円をそれぞれ給付しています。
そのほか経済的支援として、赤ちゃんが生まれた世帯に「子育て応援チケット」を配付しています。第1子・第2子には5,000円分、第3子以降のお子さまには10,000円分のチケットで、市内の取扱店舗で利用する事ができます。
また、0~3歳未満の子どもがいる世帯を対象に、おむつ用可燃ごみ袋配布を年間50枚配布しています。
「産前産後サポートセンター」は、安心して妊娠~育児ができるよう相談窓口を設置する支援制度です。保健センター内に設置しており、保健師や助産師など専門の職員が相談に応じ、関連機関と連携して必要なサービスへとつなぐなどきめ細やかなサービスを実施しています。
「病児保育所ラッコッコ」では、保護者の就労や病気などにより、病気の子どもを家庭で保育する事が困難な場合に、市内の医療機関に併設した専用の保育室で預かってもらえる支援制度です。対象は乳幼児~小学3年生までの児童で、1日2,500円程度で利用できます。
「もばらファミリー・サポート・センター」では、子育ての援助をしてほしい方と、子育ての援助を行いたい方が会員となり、相互援助活動を行う組織です。保育施設や教育機関までの送迎や、終了後の預かりなどをお願いする事ができます。生後6ヶ月~小学6年生までが対象で、1時間あたり700円程度で利用できます。
子育ての経済的支援や施設が比較的充実しており子育てしやすい環境です。
教育施設の数が少なく、私立などはないため選択の幅が狭まります。
千葉県茂原市のお買い物
ショッピングモールからスーパーまで揃っており、日用品には困らない街『茂原市』
茂原市のお買い物施設は、JR外房線茂原駅周辺に商店街や商業施設が集積しています。
また国道沿いには、飲食店や家電量販店、大型のショッピングモールが点在しています。
「アルカード茂原」は、茂原駅の高架下に広がる商店街のような施設で、食料品やカフェ、書籍など様々な店舗が連なっています。駅からすぐの立地で様々な利用客が訪れる便利な施設です。
茂原セントラルモールは、国道128号沿いにある商業施設で、衣料品や家電量販店、ドラックストアやスポーツ用品、また飲食店などもあり、日用品が一か所で揃う人気の施設です。休日は利用客で混雑しますが、敷地内の駐車場がとても広く停めやすいため車でのアクセスが便利な施設です。
茂原ショッピングプラザアスモも国道128号にある複合施設で、食品スーパーや飲食店、ホームセンターやフィットネスクラブなど様々なジャンルの店舗が入っています。
そのほか市内には、カスミ、ナリタヤなどをはじめ約18店舗のスーパーがあります。
国道沿いに複合施設が多数あり一か所で何でも揃うので便利です。
車などの移動手段がないと行けないような場所に商業施設が多いため車がないと不便です。
千葉県茂原市の仕事・求人はどう?
地域内の小売業や農業関連の仕事が中心の街『茂原市』
茂原市の平均年収は306万円です。
市域は明治時代に発見された「南関東ガス田」をきっかけに近代産業が発展した地として知られています。戦後は天然ガス企業が市内に多数進出し産出量日本一を誇った時期もあり、茂原の基幹産業となりました。
戦後天然ガスと合わせて主要産業となったのが、テレビのブラウン管製造で、市内には大手家電メーカーが多数進出し、企業城下町として賑わっていました。
2000年代に入ると工場の相次ぐ撤退により次第に撤退し、工業地帯として一時衰退しましたが、近年では大手の製薬会社や鉄鋼企業の誘致に成功し、大小打数の工業地帯を有する工業都市として回復傾向にあります。
上記に関連する業種の求人が安定してある地域と言えます。また、国道沿いには大型の複合施設が多数あるため、飲食や接客、小売などの求人も比較的多い地域となっています。
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