千葉県いすみ市

千葉県いすみ市で暮らす

鬼怒川河川敷の桜

千葉県いすみ市の住みやすさをまとめました

千葉県いすみ市はどんなところ?

氏家ゆうゆうパーク

農業が盛んな静かな田園地帯であり、のどかな自然環境が特徴の街『いすみ市』

いすみ市は、千葉県の南東部にあり、面積は約157.50平方kmです。
北側は長生郡一宮町・睦沢町と、南側は勝浦市・御宿町と、西側は大多喜町と隣接しています。また、東側は太平洋に面しています。
人口は約3.5万人、世帯数は約1.6万世帯です。(2024年7月時点)
房総半島の北東端にあたり、市域の多くが標高100mに満たない低地が広がる地形となっており、中央を流れる夷隅川は県内一の流域面積をほこります。
千葉市までは約45㎞、東京首都圏までは約70~80㎞の位置にあり、北東部には九十九里平野の南端に位置する太東岬があり九十九里浜の最終地点となっています。南西部はなだらかな房総丘陵が連なり中央部には田園地帯が広がっています。
房総半島の東方沿岸を流れる暖流の影響で年間を通じて暖かく冬場も積雪がほとんどない過ごしやすい気候となっています。
交通面では、東西に国道465号線が通り、街の中心部を東西にいすみ鉄道、太平洋沿いを南北にJR外房線が通り、JRの特急を利用すれば都心まで約70分でアクセスする事ができます。

いすみ市からは縄文時代から古墳時代にかけての遺跡が確認されており、その時代から人々が住んでいた形跡が数多くあります。
平安時代には上総介広常がこの地域一帯を支配しており、鎌倉幕府成立にも貢献したとされており、市内には広常や頼朝の伝説が多く残されています。
江戸時代初期には、大多喜城主本多忠朝により新田開発がさかんに行われ開拓が進んでいきました。
明治時代に入ると農業の近代化が進み、夷隅川の水利を活用するための揚水事業も開始されました。その一方で、この地で初となる鉄道も開通した事により産業経済も大きく発展していきました。
また、過ごしやすい気候や太平洋に面した自然景観が避暑地として人気を集め、明治末期から昭和初期にかけては、八幡岬や日在海岸などを中心に、森鴎外や若山牧水などをはじめとする文人墨客が多数訪れる地域として人気を集めました。
その後たび重なる周辺町村との合併を繰り返し、平成期の2005年、夷隅郡夷隅町・大原町・岬町の3町が合併して「いすみ市」が誕生しました。

現在のいすみ市は「温暖な気候と肥沃な耕地に恵まれ、四季折々の農作物が豊かに実る田園都市」をスローガンに、暖な気候と肥沃な耕地に恵まれた農業や太平洋に面した地形を利用した漁業、海洋レジャーをはじめとした観光業を軸に発展すると共に、地域経済循環を拡大して雇用の創出や豊かな自然環境・子育て支援の充実を発信しての地域の魅力の向上を目指した地方創生に取り組んでいる街として注目を集めています。
いすみ市の観光スポットは、約300mに渡る砂浜が人気の「大原海水浴場」や、九十九里浜の最南端に位置しカーブを描いた美しい砂浜が自慢の「太東海水浴場」など、太平洋に面した東部を中心にマリンレジャーを楽しめるエリアが充実しています。
また、北東にある「太東崎」は小高い山の山頂に位置し十九里の風景と太平洋の大海原を見渡す事ができる絶景スポットとして人気です。十九里浜最南にある中型灯台である太東崎灯台のある広場からはいすみ市の風景が360℃見渡せる最高のロケーションで、絶景の初日スポットとしても人気です。
いすみ市は歴史あるスポットが多い点も魅力で「清水寺」は、坂上田村麻呂により807年に創建された天台宗の寺院で、坂東三十三観音第32番札所として知られており、境内には「忠臣蔵」で知られる赤穂四十七士の彫刻も鎮座している事でも有名です。

千葉県いすみ市のPR動画

いすみ市プロモーション動画(ISUMI~四季彩の街で~)

ISUMI CHIBA JAPAN

千葉県いすみ市の交通事情はどう?

氏家駅西口

電車も通っているが、車を利用することが一般的な街『いすみ市』

いすみ市には、JR外房線といすみ鉄道の2路線が走っており、市内には合計10の駅があります。主要駅として、大原駅(JR外房線・いすみ鉄道)、国吉駅(いすみ鉄道)、三門駅(JR外房線)、長者町駅(JR外房線)、太東駅(JR外房線)などがあり、各地域へのアクセスに便利です。
いすみ市内の公共交通機関には、いすみ市民バスといすみシャトルバスが運行しており、市内での移動や周辺地域へのアクセスが確保されています。
いすみ市内から直接利用できる高速道路はありませんが、国道128号と国道465号が通っており、車での移動にも適した環境が整っています。

  • 交通渋滞が少なく道路の整備が進んでいるため車の利用がしやすいです。

  • 電車やバスの運行本数が少なく、特に早朝や深夜の時間帯には利用が制限されるため公共交通機関だけでの移動が不便になることがあります。

  • 千葉県いすみ市の家賃・住宅・土地相場はどう?

    国道4号線

    家賃相場や土地相場は比較的低めで、都心部に比べてリーズナブルな価格帯が多い街『いすみ市』

    不動産情報サイトの情報によると、市内にある家賃相場は新築マンションで駅から徒歩10分以内の場合、1Kで5.2万円程度、2DKで7.5万円程度です。
    土地の平均坪単価は約5万円/坪程度となっています。

  • 都心部に比べて家賃や住宅価格が低く、手頃な価格で広い物件や一戸建てを購入・賃貸することができます。

  • 一部の地域ではインフラ整備が遅れており、特にインターネット環境や上下水道の整備が不十分な場合があり、生活の利便性に欠けることがあります。

  • Yahoo不動産でマイホームを探す

    千葉県いすみ市の子育て・教育はどう?

    お丸山公園

    保育園や子育て支援が充実し、子育て世帯に優しい街『いすみ市』

    いすみ市内には、保育園が11園、小学校が10校、中学校が3校、高校が1校あります。
    小児医療費助成は、0歳~18歳以下(18歳到達後の3月31日)までの子どもは、入院・通院ともに保険診療の自己負担額から1回につき上限300円を控除した額を助成、調剤に関しては全額補助の対象としています。(一部対象外あり)また、1つの医療機関で、月ごとに入院11日、通院6回以降は自己負担を無料としています。
    児童手当として、3歳未満15,000円・3歳以上小学校就学前までの第1子、第2子10,000円、第3子以降15,000円・中学生10,000円が支給されます。(一部所得制限あり)

    いすみ市では、子育てをしている世帯やこれから子育てをしようとする世帯向けに、福祉・保健・医療・教育などの分野の情報を分かりやすくまとめた「いすみ市子育てガイドブック」を作成し、誰もが安心して子どもを産み、健やかに育てる事ができるような子育て支援を目指し様々な取り組みをしています。

    いすみ市独自の支援事業も充実しており、例えば「ハッピーバース応援事業」では、出産育児一時金としてお子さん1人につき5万円を支給しています。
    いすみ市内には、市立のこども園が1施設、保育所が9施設、私立の保育園が1施設あり、待機児童もほとんどなく子どもを預ける事ができます。また、土曜日や休日保育を実施している施設が複数あったり、子どもの病気などの際に預け先として利用できる病児・病後保育制度も実施していたりと充実した子育て支援を実施している街と言えます。

  • 都心部に比べて生活コストが低く、子育てにかかる費用を抑えることができます。家賃や生活費が安価で、経済的な負担が少ないのが魅力です。

  • 大都市に比べると教育施設の数が限られており、特に専門的な教育の選択肢が少ないです。

  • 千葉県いすみ市のお買い物

    道の駅喜連川

    ショッピングモールからスーパーまで揃っており、日用品には困らない街『いすみ市』

    いすみ市のお買い物施設は国道128号沿いを中心に、食品スーパーやホームセンター、飲食店などの大型ロードサイド店が集積しています。また、海に面した地形を活かした道の駅農産物直売所なども多く見られるのが特徴です。 そのほか市内には、ベイシアなど約4店舗のスーパーがあります。

  • いすみ市内は農業が盛んなため地元産の農産物を購入できる直売所や市場があり、新鮮で安心な食材を手に入れることができます。

  • 都心部のような大型ショッピングモールやデパートが少なく、一度に多くの買い物を済ませる場所が限られています。特にファッションや家電製品などの専門店が少ないです。

  • 千葉県いすみ市の仕事・求人はどう?

    地域内の小売業や農業関連の仕事が中心の街『いすみ市』

    いすみ市の平均年収は287万円です。
    主な産業は農業で、沿岸地域の平坦部と内陸部で米、野菜の生産や畜産などが行われています。
    太平洋に面した地形を利用した漁業もさかんに行われており、近海に良好な漁場を有し、水揚げ量日本一のイセエビやたこなど、様々な種類の海の幸が揚がっています。
    また、 穏やかな丘陵地と風光明媚な海岸線など自然景観に恵まれているとともに、海洋レジャーの適地として首都圏などから、多くの観光客が足を運ぶため、関連する宿泊業や小売業などの分野で一定の求人が期待できる地域となっています。
    いすみ市の求人情報を得るには、ハローワークの求人サイトや新聞折込、一般求人媒体が有効で、求人情報は日々更新されるため、最新の情報を常に閲覧する事が重要です。
    また市独自の取り組みとして、市内に存在する空き家や空き店舗などの情報発信や活用により、企業や起業家とのマッチングを支援する「空き家等資源発掘活用コーディネート業務」や、農業における新たな担い手を対象に、農業知識の習得やネットワーク形成のサポート業務などを通じて新規就農者などを支援する「いすみ市就農・農業者誘致推進業務」など、就労に関する様々なサポート事業を展開しています。

  • 自然環境が豊かで観光地としても知られており、観光業に関連する求人が多く、観光施設や宿泊業、飲食業などでの雇用機会が期待できます。

  • 都心部に比べて給与水準が低い傾向があります。特に農業やサービス業などでは収入が不安定な場合があります。

    千葉県いすみ市の独自の助成・補助金制度

    千葉県いすみ市の独自の移住支援制度

    千葉県いすみ市の独自の住宅助成・住宅補助金制度

    千葉県いすみ市独自の子育て支援制度

    千葉県いすみ市の独自の進学及び学費助成・補助金制度