千葉県富里市
千葉県富里市で暮らす
千葉県富里市の住みやすさをまとめました
目次
千葉県富里市はどんなところ？
農業が盛んな静かな田園地帯であり、のどかな自然環境が特徴の街『富里市』
富里市は、千葉県の北部中央にあり、面積は約53.88平方kmです。
北側は成田市と、東側は芝山町と、南側は八街市・山武市と、西側は酒々井町と隣接しています。
人口は約4.9万人、世帯数は約2.5万世帯です。（2024年5月時点）
市域は平坦な下総台地上にあり標高約40ｍ～50ｍのほぼ平坦な地形が広がっています。中央部には高崎川が西部へ流れ、北東部には根木名川が流れ、その支流などで削られた台地が複雑に刻まれた緩やかな地形が形成されています。面積の約68％が山林や農地を占め、住宅地は約14%程と自然環境に恵まれている街です。
成田空港までは約4㎞、千葉市までは約25㎞、東京都心までは約50㎞～60㎞の距離にあります。千葉県の市の中で唯一鉄道駅のない街ですが、北部を東関東自動車道が走り都心部や茨城県などへの移動が便利です。
富里市の歴史は、旧石器時代の遺跡が数多く発見されており、古くから人々が住んでいた形跡が残されています。
鎌倉時代には、この地一帯を治めていた千葉市の所領となりました。
江戸時代に入ると、佐倉藩領に属し各地で新田開発が進む一方で、中央部から東部に広がる原野では、役人の馬が肥育された「佐倉七牧」が置かれていたことで知られていました。
また、明治時代に入ると、葛飾県、佐倉県、印旛県と相次いで所轄が変わりますが、1873年に千葉県に含められました。
1889年に町村制を施行し、日吉倉・久能・大和・根木名・七栄・新橋・中沢・新中沢・立沢・立沢新田・高野・高松・十倉が合併して富里村となりました。
その後、昭和期の1985年に富里町となり、平成期の2002年に、市制を施行して富里市が誕生しました。
市名の由来は、1889年の町村制施行の際、13村が合併して「十三の里」と言っていた事から「十三里」を「とみさと」と読んだ事からとされています。
富里市の特徴として挙げられるのは、熊本県熊本市に次ぐ全国第2位の出荷量を誇るスイカの名産地として有名です。「富里すいか」のブランド名で定着しており、収穫時期である6月には「富里すいかまつり」や「富里スイカロードレース大会」など多くのイベントが開催され、全国から大勢の見物客や参加者が集います。
富里市は、古くから軍用馬の牧場が数多く置かれた事から、市内には馬にまつわる地名が多く見られます。また、全国でも珍しい競走馬のセリ市が開催され、数々の名馬がこの地から輩出されるなど馬の聖地としても名をはせています。
千葉県富里市のPR動画
いいさととみさと～フルバージョン～
第41回富里スイカロードレース大会PRアニメーション動画
愛の輪つなごう 富里lalala
千葉県富里市の交通事情はどう？
電車も通っているが、車を利用することが一般的な街『富里市』
富里市には鉄道の駅はありません。千葉県では唯一鉄道路線の存在しない市ですが、市域北部はJR成田駅に近接しており徒歩圏内の地域もあります。
富里市の幹線道路は、北側の成田市と南側の八街市を結び富里市内の中央を縦断する国道409号と、東側の芝山町と西側の酒々井町を結び富里市の中央を横断する国道296号があります。
高速道路や国道が整備されており、高速バスも発達しており遠方への移動が比較的便利です。
鉄道路線がなく、車などの移動手段がない世帯にとっては不便な面が多いです。
千葉県富里市の家賃・住宅・土地相場はどう？
家賃相場や土地相場は比較的低めで、都心部に比べてリーズナブルな価格帯が多い街『富里市』
不動産情報サイトの情報によると、市内にある家賃相場は新築マンションで駅から徒歩10分以内の場合、1Kで6.1万円程度、2LDKで9.3万円程度です。土地の平均坪単価は約13万円／坪程度となっています。
都市部と比べて家賃や住宅、土地価格が手頃で、広い庭付きの住宅を手に入れやすい環境です。
土地の価格が低い地域が多く資産性が低いです。
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千葉県富里市の子育て・教育はどう？
保育園や子育て支援が充実し、子育て世帯に優しい街『富里市』
富里市内には、保育園が3園、幼稚園が6園、小学校が7校、中学校が3校、高校が1校あります。
小児医療費助成は、0歳～18歳以下（18歳到達後の3月31日）までの子どもは、入院・通院ともに保険診療の自己負担額から1回につき上限300円を控除した額を助成、調剤に関しては全額補助の対象としています。（一部対象外あり）また、1つの医療機関で、月ごとに入院11日、通院6回以降は自己負担を無料としています。
児童手当として、３歳未満15,000円・3歳以上小学校就学前までの第1子、第2子10,000円、第3子以降15,000円・中学生10,000円が支給されます。（一部所得制限あり）
富里市では、市独自の子育て支援制度として、小学校と中学校へ入学予定の子どもを対象に入学お祝い金として2万円を支給する事業を展開し、子育て世帯の経済的負担を軽減し次世代を担う子どもたちを応援します。
そのほかにも、第3子以降の学校給食費無償化に加え、市内中学校の給食費の無償化も実現するなど子育て世帯を経済面で支える事業を数多く実践しています。
また、0～2歳児クラスの第2子以降の保育料についても無償化するなど共働き世帯にも嬉しい支援制度を展開しており、子育てしやすい環境を実現しています。
自然が豊かな環境で子どもたちをのびのびと育てる事ができます。
都市部に比べて私立学校や進学校、塾などの選択肢が少ないです。
千葉県富里市のお買い物
ショッピングモールからスーパーまで揃っており、日用品には困らない街『富里市』
富里市内は鉄道路線がないため、商圏の中心は国道409号線を中心とした主要道路沿いです。食料品スーパーや家電量販店、ドラックストアなどロードサイド店が点在しており、日用品のお買い物には困らない環境となっています。
また、お隣の街である成田市に跨るエリアにあるイオンタウン成田富里は、食料品や衣料品、雑貨や飲食店など一か所で何でも揃うショッピングモールなどもあり、車などの移動手段があれば、さらにお買い物の幅が広がる地域と言えます。
また、農業がさかんな地域性を活かした直売所も複数あり、地元の新鮮な野菜や加工品などを比較的低価格で手に入れる事ができます。
そのほか市内には、ベイシア・ヤオコーなどをはじめ約7店舗のスーパーがあります。
大型スーパーやディスカウントストアがあり、日用品から食品まで幅広く揃うため便利です。また駐車場も広く、車でのアクセスがしやすい点も魅力です。
ファッションや雑貨などの専門店やブランドショップが少なく、特定のブランド商品や最新のファッションアイテムを手に入れるのが難しいです。
千葉県富里市の仕事・求人はどう？
地域内の小売業や農業関連の仕事が中心の街『富里市』
富里市の平均年収は304万円です。
富里市は元々は農業を主要産業として発展してきた街ですが、昭和中期～後期の高度経済成長期に工業団地の整備が進み、現在では「富里工業団地」と「富里第二工業団地」を中心に食料品製造業や金属製造業などの工場が集結しています。
中でも成田空港に近い立地を活かした空港施設関連や宿泊施設関連である機内食やリネンサプライなどの企業が数多く立地しています。
また、農業も地域をささえる産業として根付いており、特産品の「富里すいか」のほかニンジンやサトイモ、落花生の栽培がさかんに行われています。
農業関連の求人は、新規就農のほかにも農業法人や協同組合、農産物販売所など幅広い分野での求人が期待できます。
地域密着型の中小企業が多く、地域コミュニティとの結びつきが強い職場が多い環境です。
IT関連や専門職などの求人が少なく、特定の分野でのキャリアを求める場合、求人の選択肢が限られることがあります。
